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ぼちぼち
by eriko621
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擬声語・擬態語の難しさ
相方、日本語がうまいといっても、擬声語と擬態語に苦戦しているようです。
日本語ってほんとに豊か。物の状態を言葉にしたり、音を言葉にしたり、もう限りなくありますよね。それに新しい言葉も次々出てくる。変化に富んでいていいと思うな、私は。言葉は生きてるって感じます。

さて、前置きはこれくらいにして、以前、ちょっとした会話の中でおもしろかったことがありました。
日本で買った私のローライズのジーパンについて話していた時のこと。

相方「あのジーパンはお尻が見えるから着ないほうがいい。しゃがんだら、まじでヤバイ」
私「そうかなぁ~、っていうか誰も見ないって」
相方「何言ってる、みんな見るもん。もうお尻がブリッと出てるもん。でしょ?お母さん(この時、私の母親がいた)。ん、あれ?プリッとだったっけ?ブリッとだったっけ?」
母親笑いながら「う~ん、どちらかと言うとプリッとだねぇ~」

この後、しばらく笑いが止まりませんでした。こういう擬態語や擬音語の間違いは意外な発言だったりして、ツボをつかれてしまうのです。
もうこんな擬態語・擬声語はいくらでも出てくる。くるくる、くりくり、ふわふわ、サラサラ、ざらざら、パリパリ、もちもち、すべすべ、ツルツル、パチパチ、コロコロ、ゴロゴロ、ガブガブ、ゴクゴク、ざわざわ、がやがや、ぶらぶら、うとうと・・・・。
途方も無くたくさんありますよね。しかも、そのどれもが、どのシーンを表しているか、どんな状態を表しているか、だいたい決まっている、もう確立されているので、れっきとした言葉なんですよね。こんな子供っぽい発音の言葉が。

相方にはかなりの数の擬態語、擬声語を教えましたが、時々混乱して間違って使ったりします。そのたびに爆笑するわけなんですが、外国人には難しいだろうなぁと思います。

トルコ語でもこういった擬声語・擬態語はあります。
有名なので
チュトゥル チュトゥル (パリパリという意味に近い、パリッとした物を食べる時など)
プルル プルル (とても綺麗なという意味。ピッカピカと一緒)

こんなのがあります。他にもあるんでしょうけど、日本語ほどは無いと思う。
相方の間違いを指摘したりしたら、「もういいわー。どれだけあるんだ。くるくる、くりくり、ぐちゅぐちゅ、むちゅむちゅ」と、擬態語もどきを作ったりします。同じ言葉を二回繰り返したらそれらしくはなるんだけど、不正解。

でも人によって音の聞こえ方も違えば、状態の見方、言い表し方も変わってくるわけで・・・。もしかして彼の言ってることも正解なのか?擬態語、擬声語に不正解はなし?

でもツルツルのうどんを見て、「ゴリゴリしたうどん」って言われたらちょっと嫌だなぁ。まぁ、ないと思うけど。
言霊ってあると思うんですよね。その国の言葉が分からなくても、何となく、感覚はつかめることが多いと思います。もちろんすべてには当てはまらないけど。

昔見たテレビで、唐辛子のポルトガル語は「ピリピリ」と聞いて、ちょっと感動(あってますか?tomoさん・・・)。日本語でもピリピリと辛いって言うし、すごく覚えやすい。

言葉っておもしろいなぁ(特に相方の間違った日本語)。
by eriko621 | 2005-12-28 23:07 | トルコの日常
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