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先日、義姉の家で相方も一緒にのんびりしていたときのこと。一緒に家を建てるKお兄さんから電話が入る。今すぐ現場に来てくれと言う。これは何だか嫌な予感。。。
現場にタクシーでかけつけると、Kお兄さんと奥さんが、板で出来た骨組みの上で、何やら入念にチェックし、チョークやメジャーを手にして板の上に印をつけていた。 「オンラル ハター ヤプトゥラル」(彼らが間違いをした) 彼らが間違って基礎を作ったと言うのだ。その場所はキッチンに相当する。設計図通り正しく壁(柱)が作られていない。トルコでは、柱や壁を作るとき、まず木の板(タフタ)で外郭を作り、その穴の中にコンクリートを注入していく。もちろん中には鉄筋も通して。そして最後に木の板をはずすという具合。 その壁が、設計図とはずれているようだ。もしこの間違いに気付かずに完全にコンクリートを流し込んでいたとしたら・・・キッチンはものすごく狭くなるのでその壁を全部取り壊してやり直しになるところだった。 まだ根元の部分だけの間違いなので、やり直しがきく。というか、やり直させるとKお兄さんはかなり怒り気味に声を荒げた。 これは建築家ではなく、ハリタ・ムヘンディシィ(地図の技術士)の間違いのよう。ありえない間違いをしてくれたもんだ。 この写真はその板の骨組みを作る前の基礎中の基礎の様子(半地下になるところ)。この段階ではその間違いに気付くことが出来なかった。 (というか、そんなもん設計図どおりに作ってるって思うだろ、普通!) 写真は見苦しいですが、今はこの上に板で骨組みを作って、一階部分まで地上にあがっている。そして今回の間違いを発見するに至る。。。 でもさすがKお兄さんである。一度家を建てただけのことはある。 さてさて、このやり直し工事、きちんと向こう持ちで出来るんだろうか。こっちは一切払わないと言ってはいるけど・・・ここはトルコだし・・・。 間違いと言えば、近所のバッカルのファトマお姉さん。彼女は店の上に家を増築中なのだが、そこでも間違いが発覚していた。店の天井から見苦しいプラスチック製かと思われる配管がボコッと出て、配管は行き場を失うようにしてダラーンと天井からぶら下っていた。その管、どこへ繋ぐんですか?と素人の私でも疑問だった。もしかして天井つたわせるわけ??丸見えじゃないか。 それもやっぱり彼ら業者の間違い。建築家が間違ったらしい。ほーんとありえない。 子供のお絵かきじゃないんだからさ、設計図くらいちゃんと描いてくれっ。 この事件(?)でいかにトルコの建築業者が信用ならないかが分かった気がした。何だか気が重い今日この頃・・・。
by eriko621
| 2006-05-05 05:50
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